辻喜について

柳橋中央市場で八十年、魚の仲買い問屋
昭和十五年、三重県多気郡から出てきた辻喜介が、
柳橋中央市場に海産物問屋「丸小辻商店」を開きました。
昭和四十八年には社名を「辻喜」とあらため、
親子三代にわたって魚の仲買い問屋を営んできました。
クジラ、カジキ、マグロ、タイ、ブリなど、時代とともにあつかう魚を変え、
長い歴史の中で少しずつ仕事の幅を広げ、今では名古屋を代表する料亭やホテルなど、多くのお客さまから引き合いをいただけるようになりました。
私たちのモットーは「正直さ」と「誠心誠意」。
そして八十年培ってきた「鮮魚を見定める確かな目」が強みです。
同じ漁港で揚がった同じ名前の魚でも、時期や状態によって味は大きく違います。
私たちは「最高の一匹」を選びぬく目をしっかりと受け継ぎながら、
今日も市場へ向かっています。
新たな一歩、辻喜の白みそ漬け
魚の仲買いを生業としてきた私たちが、
こうして自社で新しい商品をつくって販売することは、とても大きな挑戦です。
いろんなカベや葛藤がありました。
けれど、本当においしいものをたくさんの人に食べてもらいたい。
コロナの影響が色濃く残る柳橋中央市場の仲間や
贔屓のお客さまを少しでも元気づけたい。
そんな想いからこの挑戦を決めました。
これからたくさんのみなさまに応援していただけるよう、
誠心誠意、取り組んでいきたいと思います。